叔父から聞いた話。

叔父は先週末に近場で登山にでかけた。
あまりの蒸し暑さに6合目あたりでヘバってしまい、一休みして、
持参したスポーツドリンクを飲むことにした。

ところが、スポーツドリンクのペットボトルの様子がおかしい。
コンビニで買って、そのままリュックのポケットに突っ込んだ
はずなのに。フタのところに深いヒッカキ傷があり、フタのミシ
ン目は切れており、中身が少し減っている。
誰かが開けて一口飲んだようにしか見えない。

俺なら慌ててペットボトルを放り投げる場面だが、叔父は腹の
据わった人で、手にとって見ているうちに腹が立ってきたという。
喉は渇くし、目の前にスポーツドリンクがあるというのに、いくら
何でもこんな気味悪い状態では飲めない。
叔父は怒りに任せて、中身をジャバジャバと地面にブチ撒け、何と
なく登山する気も失せて、そのまま下山を始めた。