友人から聞いた話。
友人は祖父の代からの山を持っている。
そこに檜と唐松を植えてあり、たまに枝打ちや間伐に行く。
その日は檜の間伐に行っており、チェンソーで木を切り倒していた。
何本目かを切り倒す瞬間、「逃げろっ!」っていう声が頭の中で響いた。
木が予定外の方向に倒れそうで、それを見ていた誰かが声をかけてくれたのかと思った。
木が倒れる方向とは逆に反射的に逃げたが、予定していた通りに木は倒れていく。
木が倒れて一呼吸するかしないかのうちに、倒れた木の間から何匹ものスズメバチが飛び出した。
土の中に巣を作る大スズメバチの巣穴の上に木を倒してしまったらしい。
友人は大あわてで近くの車に逃げ込んだ。
ハチは恐怖を覚えるくらい大量に飛び出してきており、もの凄い羽音を立てている。
声をかけたと思われる人はあ近くにはいなかった。
友人は、「声が聞こええなければ、まず刺されまくっていた。」と話していた。