曾爺ちゃんは「供養はするが、あなた方は供養でどうにかなると思っているのかね?」って話したらしいが、他に当たっても祟りがあってからは供養さえ怖がってしてくれないからお鉢が回ってきたらしく、どうしても供養はして欲しいって事で曾爺ちゃんは供養することにした。
お墓の位置は村外れの山道を進んで行った山にあるらしく、
昔はそこに寺が有ったが、廃寺となった後はそのまま村の墓地として利用しているとのこと。
案内されてそこに近づくにつれて悪寒がしてくるし、
案内していた当代はどんどん顔色が悪くなってくる。

これは半端じゃないって思い、
とりあえず墓の方向に向かって経をあげて様子を見たが、
どうにもならない感じなのである程度の道筋を聞いて当代を帰したそうだ。

当代に活を入れて返した後、暫く進むと何かにすれ違った。

曾爺ちゃんには姿は見えなかったが、多分彼女らの誰かだろう。
その気配は当代を追うわけでもなく、また、自分を追う様にも感じなかったので、
気を落ち着けながら先へ進むことにした。

山の斜面を這うように進む山道を歩いていくと開けた場所があり、
斜面にそって卒塔婆や墓石が並んでいるのでここがその墓地だろうと感じて中に入っていくと、
多くの盛り土の墓の内にこの墓がそうと判るくらいの存在感がある墓が3つあったらしい。

曾爺ちゃんはそこで経をあげて供養を試みたが、ずっと空気が重く、どっからか視線をずっと感じる。

「無理だな~業が深い」と思って屋敷まで引き上げたる事にした。