前置き長かったけど、数少ない旅の話の中から坊主を辞めた原因になった時の話。
そんな曾爺ちゃんに、ある日どっかの地方から羽織袴の名士っぽい人が訪ねてきた。
曾爺ちゃんは見た目で「祟られている」って判ったらしいが、
そんな事はおくびにも出さずに、応接間に通して何事かと聞いてみたらしい。
その人は、某県の何処其処で何々をしています誰々です~みたいな話を丁寧にはじめ、
話し口から名主っていうか纏め役みたいな家系って曾爺ちゃんは感じ、
その時曾爺ちゃんにお願いしたのは、不幸な死に方をした女性の供養って位だったそうだ。
曾爺ちゃんは、この人は隠し事が多いな~等と思いながら、多少身の危険を感じたらしい。
霊的な危険って言うより、殺しとかにこの人の家の者や知り合いが関わったのが原因じゃないかと感じたそうだ。
それだと、場合によっちゃ自分の身も危険だし。
取り敢えずその人には多少準備がかかるし疲れたでしょって言って2・3日家に泊めて、
その間にその地方の議員さんやら親分・警察署長あたりの名前を調べ、
知人に紹介して貰って実際に電話したりして繋ぎをつくったりしたそうだ。
なかなか世俗チックな曾爺ちゃんだと思う。