知り合いの話。
地元の神社に、変わったモノが出るのだという。
社の片隅に、時々大きなテルテル坊主がぶら下がるというのだ。
神社は山の奥にあるので、パッと見、緑の中に白坊主が浮いているように見える。
昔からオヒアガリさんだの単にヒアガリだとか呼ばれていて、これが目撃されると
しばらく雨が降らないのだと言われている。
彼は幼少時、このオヒアガリさんを間近で見たことがある。
彼曰く、大きなテルテル坊主が見えたので、ずんずん近よっていったのだと。
ある程度よった所で、白い布の下から何か覗いているのに気が付いた。
人間の足首から先が、だらりと伸びていた。
そのまま踵を返し、全速力で逃げ帰った。
以来、その神社の一角には近づかないようにしているそうだ。