無数の紙切れ :聞いた話さん山林作業者に聞いた話。 風の強い日、何気なく空を見上げると無数の紙切れが宙を舞っていた。 山頂あたりから麓に向かって、幾千幾万枚もの紙の群れが飛び去っていく。 その一枚々々には大きく黒い文字のようなものが描かれていたが、判読はできなかった。 下山の途中、道端の山林や麓の集落を見て回ったが、紙切れは一枚も見つからなかった。