時と場所を隔てて、炭焼きに関する話を二つ聞きました。

かつて、山奥の小屋に泊り込んで炭を焼く杣人が全国各地に居ました。
専門の職人ともなると、籠りっきりで炭を焼くこともあります。
一家の主が、そんな風に炭焼きを生業とする場合
出来上がった炭を里へ運ぶのは女房の役目でした。

朝早くに食事などを持って小屋まで登り、夕方には炭を担いで戻ってくる。
かなりの重労働ですが、短い時間でも夫に会って顔を見ることができる
それを楽しみに、せっせと山に入る女房も多かったようです。
そんな生活を送っていた夫婦に関する話です。