「どうした!?」とBに光を当てる。

B「な、なんかが降って来た!!」
なんだなんだとあたりを見回すと一匹の猿が飛び回っているではないか。

野生の猿なんて見たことなかったし、そもそもこの山に猿がいるということも知らなかった俺達は驚愕したものの、ちょっとだけホッとした。

B「なんだよ、猿かよ。驚かせやがって~…あ!!」

またもやなんだなんだと俺達はどよめくといち早く気づいたAが叫んだ。

A「Bのバカが猿に地図取られとる!!」

猿を照らすと確かに猿が地図を持って跳ね回っている。
AとBが地図を取り替えそうと飛び掛るも、猿は颯爽と林の中に消えてしまった。
困り果てた俺達だったが、あまりにも素早く猿が逃げ去ったので猿を追うこともままならず

とりあえず山道を下ることにした。当然分岐がきても勘でしか選べない。
まぁなんとかなるか~と猿アクシデントで逆に吹っ切れた俺達は猿を罵倒したり、
好敵手として讃えたりしながらぐんぐん進んでいった。
すると思いのほか早く分岐にたどり着いた。

右と左、どちらの道にするか。道を照らし、風景を必死に思い出して空っぽの頭をひねっていると、
「なんか左の道にある!」というAの指摘の元、左の道を調べると、なんとトンネルのキツネ地蔵があるではないか。

つづく