同級生から聞いた話

高校の同級生から聞いた話です。
彼は高校時代、新聞配達のバイトをしていました。
原付の免許など持っておらず、配達するときは自転車だったそうです。

田舎なもので配達所まで遠く、毎日、早朝と言うよりも夜中に起きて
通っていたそうです。
ある冬のこと、前日の午後から大雪警報が出され、外は吹雪いていました。
新聞配達は休刊日以外の休みが無く、欠勤もできません。

翌日、十分な防寒処置をして静かにウチを出てみると、雪が止んでいます。
「あれ?警報でてたのにな。よかった」
と思いつつ、出勤すると。他の人は皆、雪まみれになっています。

「いや~俺ん所は全然降って無かったですよ。」というと
「嘘つけ、お前の近所の○○さんは雪で前見えんかったらしいで」
と返ってきました。

「おかしいな?まあ、たまたまかな」と思いつつ、配達に出ると
凄い雪だったそうです。
雪まみれになり、配達を終えて帰宅すると、彼の母が出迎えていいました。

「あんなに吹雪いとるのに、黙って出て行ってから。危ないじゃろ」
と怒られました。「いや、俺が出るときは止んでた。」
といっても、「雨戸が飛ぶかと思うほど吹いてた」と家族みんなが言います

確かに止んでたんだかなあ、と首を捻ったそうです。

「今考えても不思議なんだよなあ」と彼は今でも考えるそうです。