じいちゃんはかなり早く移動しだした、オヤジの連れてる犬の声が途絶えてる事に気づいた

じいちゃんはオヤジと犬の足跡をみつけ追跡を始めたが少したつと雪の足跡が荒れ始めてるらしかった
オヤジと犬、それ以外の何かの足跡が一緒に歩いているとじいちゃんには分かっていた

だんだんじいちゃんの表情が酷く険しくなり俺は心から恐怖を感じ
のどが焼けるように痛いほどゼイゼイなっていた。

雪に黒いシミのようなものがたれているのに気づいた
それは徐々に大きくなっていっている、血にしてはあまりに黒すぎる。。。

じいちゃんは大きな木の下で止まると、
「お前はここで犬とまっとれ、猿ぐつわははずしておけ、」
そういうと俺と犬1匹を置いて、小走りに大きいほうの犬をつれて雪道に消えていった。

俺は恐怖におそわれたが、犬をなでていると落ち着き始めた・・
シーンと静まり返る雪山の中で、遠くから物音が聞こえ始める
カーーーンッ!!カーーーーンッ!!   シーンと静まる
そしてまたカーーーーンッ!!カーーーーンッ!!   また静まり返る

それからすこしたつと、オヤジがじいちゃんを肩にかついで歩いてくるのが見えた
犬は1匹もいなかったが、俺は無事に帰ってきた2人の姿をみて大きく胸を下ろし駆け寄った
どうやらじいちゃんは足に怪我をしているようだが、なんとか歩けるようだった
オヤジは「いそいで帰るぞ」そういうと後ろをひんぱんに振り返りながら
足早に家路に着いた

その時何があったのかはいまだに謎だが、
じいちゃんたちはしばしば山にいる怪たちの昔話しのようなものを聞かせてくれていたので
それに関係あるかもしれないと考えてる不思議な体験だった