でも、大きな図体のジュラルミンや鉄片と人間の姿が見えなかったのは 何故だろうかと疑えるのです。
地面に散らばっていたものも、銅製品で あるまいかと思われる物体が多くありました。鉄やアルミ合金などは溶け てしまい、銅だけが残されていた感じでした。
その外には、何百年か以前 のものらしい百姓民具のうち、銅製品の鍋や萓合羽の支え具らしいのも 散らばってました。
タイムマシンの世界に踏み込んだ思いで、私は息子へ目で合図して、 いわくありげな洞窟から逃げようとしました。口は利けなくなっていました。
強い風力に抵抗して脱出するのは相当の苦痛でした。
洞窟から出た途
端に小高い山のいただきあたりから、白昼ですが写真のフラッシュより も強烈な光線を浴びた感じでしたが、目がくらんで倒れたように思います。
これも後で聞いたのですが、息子は一遍は倒れたけれども再び起き上
がって、夢遊病者のように前の道を歩いて帰ったようだった、と言ってい ます。
そのへんは、はっきり分からないのですが、フラッシュに似た光は、 白くはなくて緑色の光線だったと断言できるのです。
つづく