聞いた話です。

祖父から聞いた話です。
私の祖父は昔の国鉄に勤めており、車掌をしていたこともあります。

ある年の冬、大雪が降り祖父の乗る汽車が雪崩で立ち往生した
ことがあります。
普段であれば乗客に遅延の理由を説明したり、遅延証明を書いたりと忙しいのですが、そのときは夜汽車だったので乗客はおらず、祖父は車掌室で暇を潰していたそうです。

それにも飽きたので「今のうちに掃除とかしとくか」と
思った祖父は客車に行き、忘れ物のチェックなどをしていました。
座席の下、網棚などを見て回っていると、網棚の隅に箱がありました。
紐で縛ってあり、開かないようになっています。

「ん、忘れ物かな?」と思い、箱を持って運転手の所へ行こうとしたとき
後ろから「あの・・・」と声をかけられました。

つづく