そして!また見てしまった。はっきりとだ。
それも深夜二時くらいで同じ場所だったし
信号の所で見るまいとしたのにカーブ手前で見えてしまった
「こんな暗いのに何故見えるんだあー!?」と頭が考えた瞬間、そいつがこっちを見ているのが解った
とにかくアクセルを踏みまくった
俺は次の日に「急で申し訳ありませんが」と退職届を出した
あまりに突然で困ると言われたので、俺はありのまま全てを話した
結局は別の人が採用されて引き継ぎを完了するまで1ヶ月働いたが
日勤と早出以外は絶対引受けなかった、というか怖くて引受けられなかった
病院の専属バスしか乗らなかったし
バスに乗り遅れたら山の反対からタクシーを呼んで反対側に降りてから電車で帰った
タクシー代は1万円もかかったし家まで3時間かかった日もあった
周りの奴に何か問われても一切本当の事情は言わずにごまかしていた
上司からもおかしな噂はださないでと言われたし、口にするのも怖いと思った
今は夜に車で山を越さねばならない状況になった時は。高速料金を払ってでも有料のトンネルを通る
つづく