じいちゃんは無線の事が気になっていたので予定から2時間早めて朝の4時に出発した。
歩きながら無線機をいじり、また連絡を取ろうと試みた。

無線 「ズィーーーー・・・プス・・・いる・・」
じいちゃん 「良かった。今、顔岩に向かっています。あと1時間というところです。」
無線 「ズィーーーーッかこま・・・こ・・わ・・・・・プッ」
じいちゃん「大丈夫ですか?救助隊を呼びましょうか?」
無線「ズィーーーッだ・・めの・・・・どう・・・・る・・・プスッ」

じいちゃんは相手の声からただならぬ恐怖を感じ取った。
救助隊に連絡する事を決断した。昨日より高みにいたので救助隊とは簡単に連絡がついた。
救助隊は遭難届などは出ておらず、行方不明者の情報もないと返答してきた。

この時点での救助隊の出動は無理だが、ヘリの定期巡回で重点的に飛ぶと連絡してきた。
じいちゃんは自分で助けるしかないと考え足を速めた。

つづく