彼がバイクで転倒し、両手に火傷のような怪我を負った翌日、
山へ行っていた俺は、ザイルによる荷揚げの最中にザイルが滑り、
その摩擦で掌に火傷を負った。
やがて彼は、仕事中の事故で死んだ。

産業用機械の保守作業中に機械に巻き込まれ、即死だった。

その日、俺は山で地滑りに遭い、危うく避け、無傷だった。

俺の右足首は、捻挫の後で太くなり、動きが悪くなった。

左目の視界は、今でも少し霞んでいる。

掌の火傷の痕は、ほとんど残っていない。