10分か20分か、そんな調子で滑っていた
すると何か音が聞こえてきて、それがゲレンデのアナウンスの声だとわかり始めた頃
少し視界が良くなってきました
「現在、強風に伴う吹雪によりリフトの運転を見合わせております」
そんなアナウンスでした
はっきり聞こえるようになったぐらいで元のゲレンデに着きました
ゲレンデの麓の宿が見えるくらい視界が回復していて
彼女を降ろし、さっきの人影を探した
ゲレンデには人ひとり居なかった
ゲレンデに着く直前まで前にいたのに
「なぁさっきの人もう降りたのかな?」と彼女に尋ねると
「人って?」
「俺らの前ずっと滑ってた人だよ、俺あの人についていったんだよ」
「私も前ずっと見てたけど誰もいなかったよ?
て、いうか話しかけてたのに全然返事してくれなかったからすごい不安だったよ」
彼女に話しかけられた覚えは全くありませんでした
あの人影は何だったのでしょうか
無事着いたから良かったけど