林間コースに入るために頂上まできたので
そのゲレンデの麓まで降りるためには上級者コースを通る必要があり
視界も悪くなっているので彼女にはまだ無理だと判断したので
予定通り林間コースを抜けることにしました
林間コース自体は連絡道のようなもので距離はあるが初心者レベルでした
しかし少し滑りだすとますます吹雪は強くなり、本当に5m先も見えなくなりました
コースが右に曲がっているのか左に曲がっているのかもわからなくなった
「やばい」内心焦り始めた
彼女も不安はピークに
少しでも離れるとまずいと思い、最初は彼女に合わせて滑っていたが
彼女を背負い脇に板を挟むというかなりの荒業をしながら滑ることにしました
少しずつ少しずつ滑っていたが何も見えなくなってきて
「止まったほうがいいか」と思った頃です
いつの間にか前にうっすら人影が
「人だ!この人についていけば!」
そう思って離されないように体もきつかったけど必死でくらいついていった
その人影は全く上体がブれず「滑り上手だな」なんて思ってました
それだけ上手なのに彼女を背負いゆっくり滑らざる得ない状態の俺と距離が離れない
近づくこともなければ離されることもなかった
つづく