そんな時、子供達のはしゃぎ声が聞こえてきて、人がいる事にほっとして、声の出所を探したのですが、どこにも、子供らしい人陰はないのです。
鳥の声と聞き間違ったのか、半ば、諦めて、歩いていると、木の間から見える下の方の川で、子供達は水遊びをしていました。
子供達を見つけると私達は枝に邪魔されながらも、
細い道を下って、なんとか、川に降りていったのですが、今まで、子供が遊んでいたはずなのに、どこにもいないのです。
私は諦めきれず、川伝いを歩いて行ったのですが、子供達の姿は見つからず、子供達が遊んでいた痕跡すら、見つける事ができませんでした。
私が困惑していると、妻が顔を強ばらせ、「ねぇ、あなた。 不思議に思わない? 今、11月よね? 今時分、いくらなんでも、あんな格好で川で遊ばないよ。」と言うのです。
そういえば、11月半ばで雨も降っており、肌寒い中を海水パンツだけで、川で水遊びなんて、冷静になって、考えてみると、確かに、異常な話です。
私達は怖くなり、山道に戻ろうとした瞬間、後ろから、声が聞こえてきました・・
「一緒に遊ぼうよ!」。
振り返ると子供が4人、青白い顔でこちらを見ています。 明らかに生気のない子供達なのです。
私は怖くなり妻の手を取り、その場から逃げ、どこをどう走ったのか元の駐車場に戻っていました。
辺りはもう、夕暮れで雨はすっかり、上がっており、車に乗って、二人とも、ほっと、一安心していました。 私は無言のまま、エンジンを掛けようとしましたが、掛かりません。
ふと、ルームミラーを見ると先程の子供達が後に…