次の日起きてみると、シロが息絶えていた
シロは最後を悟り、最後の最後だけ甘えてきたのだ
一人泣いた
何十年も過ぎ、関東から始まった山の中暮らしは東北南部にまで移動していた
そのころは釣り名人として、ごく一部の渓流釣り人には知られるような存在になっていた
たまには街中にも下りていた
そしてある日、自動販売機のお金を盗んだ容疑で逮捕され、そこで初めて何十年間も山中生活をしてたことがわかり、新聞にも掲載される
今は釣りを通じて知り合った後見者のもとに身を寄せている
しかし今もなお、何十年前に出たふるさとの事は話したがらないという
月刊誌の名前は思い出せないけどその当時読んでた雑誌からして多分新潮45かな
一読してすごい印象に残ってたんよね~
ちなみに今調べてみたら14歳の昭和35年に家出して逮捕が57歳の平成15年
43年間の山中生活みたい