部活の顧問から聞いた話です。
若い頃に一人で山に登ったときのこと。
その山は中国山地にあり、昔は村や集落が多くあったそうです。
しかし、今では過疎化が進んで廃村になっているところが多く、顧問はそういった廃村等を写真に残そうと思い行ったそうです。

顧問は昔の地図と今の地図を見比べ、廃村を探しながら歩いていると道の跡のようなものを見つけたそうです。
「ここを行けば廃村があるかも」と思い、道を辿っているとちょっと開けた場所にでたそうです。そこには立て札があり、顧問の目指す廃村の名前と距離が書いてありました。

「もう少しだな。」と思い、距離と方向を確認し、再び歩き出しました。
しばらく歩くと、雑草に覆われていた道がちゃんとした道になり、まるで誰かが整備しているような感じになったそうです。もうしばらく歩くと村が見えました。廃村ではなく、普通の村だったそうです。

「おかしいな、今年の地図には村が載ってないのに」と、思いながらも目的の村に到着、家や建物があり、道路には砂利が敷かれており、廃村ではなさそうな感じだったそうです。

つづく