子供の頃、山の中の祖父の家に遊びにいった時の事。
沢から少し離れた木立の中に、大きな丸石を敷き詰めた
小さな石畳がありました。四隅には窪みがあり、これは昔、
柱を立てていたあとなのか。
すぐ間近で「かっぽかっぽ」と馬の蹄が石畳を叩くような音。
木々の梢が風でザザ、ザザと鳴る中で「かっぽかっぽ」の次に
何が起こるかと待つわたし。しばらく佇むも「かっぽかっぽ」の
音が続くのみ。飽きてその場を後にした。
祖父に石畳の跡をたずねた。
その場所は獣の皮を剥ぎ、沢ではらわたを洗う人達が居た場所。
病気になったり年老いて捨てられた馬や牛の繋がれた場所。
あまり穢地にいくなとしかられた