盆地を迂回して車に戻ると、とりあえず役場に行って、
最新の地図をもらいながら、その話をしてみたが、信じてもらえなかった。
何が何だかよく判らなかったが、
あれは、臨海学校か何かのキャンプ場だったと思うことで納得させることにした。
一寸前に、大学の後輩から、同じフィールドで卒論を書くとので
できたら相談にのってほしいと言われた。
卒論で書いた以上のことはなかったけれど、気になって
それとなく、あのフィールドで奇妙な場所はなかったかと聞いてみた。
一ヶ所、結構広い盆地なんですが、一面掘り返したばかりのような更地で、
その上に、大量の便器が(トルコ式の便器らしい)大量に捨てて合ったのを見つけたとのこと。
昔のフィールド帳を照らし合わせてみると間違いなくあの場所だ。
「いや、ほんと、山から見ると、更地にごま塩みたいに便器がすててあるんですよ。
車も入らないところに」という後輩の話だった。