友人の彼女Kの話

Kは大学の仲間と山桜を見に行った。仲間の一人のUが、前の年に
地元の友人と綺麗な桜を見た話から、今から行こうという流れに
なったそうだ。

山道の脇に車を停めて林道に入ると、桜の大木が
見えた。近づくにつれ歓声があがったが、一瞬で絶叫に変わった。

見事な桜の枝に首吊り死体が揺れていた。皆がパニックに陥る中、
Uが桜に駆け寄った。死体はUの友人だった

自殺の理由は
わからなかったが、日記には"山の桜が呼んでる"と書きつらねて
あったそうだ。それ以来、桜はKの怖い物の一つになってしまった。