先輩の話。
一人であるキャンプ場に泊まった時のこと。
暗いうちから起き出して出立準備をしている最中、おかしな事に気がついた。
洗った食器をパッキングしていると、明らかに前の晩には無かった傷がある。


樹脂製の食器とスプーンに、びっしりと歯形が付いていた。
力一杯、ガチガチと噛んだ痕が。
ここ、昔に何かあったのかな。そう思いはしたが、調べることはしなかった。
彼はそれ以来、そのキャンプ場を使用しないようにしている。