私が現場に出ていた地方では猿のことはあんちゃん(兄さん)て言ってた。
その現場内で頻繁に放火のある場所があって、
こんな場所に道を通したから山の神が怒ってるんだって言われて
どうしようかと考えあぐねて、結局
「まあ、女同士なんだし、ひとつお手柔らかに頼みます。一献どうぞ」って酒を捧げた。


したら、その後、私の任期中には一度も火が出なかった。
今もあの場所にそういう方がおられるのかどうか、もう遠く離れてしまったのでわからないけれど。