漏れは 宮城県の山奥に住んでる。
近くにローカル線が走ってる。
20年も前か 子供の頃の友達が 交通事故で死んだ。
車にはねられたらしい。毎日のように一緒に遊んだ友達だったが。
葬式が終わって一週間位だったかな?
秋も深まって 日も短くなっていた。
友達と遊んだ帰り道。漏れの家はローカル線の向こう側にあったから小さな踏切を渡らなくてはならなかった。
山道を下って 90度の曲がりかどを曲がって 踏み切りを渡るのよね。
その時 なんか悪寒がしたのよ。あれは秋も深まって
気温が下がってきたのもあるし、もう暗かったのもあるだろうよ。
だけど今にして思えば 人間とういうか 生物の持つ第六感が感じ取った
危機だったのかもしれない。
曲がり角を曲がっると 踏み切りが不意に現れる。
その踏切の中間地点に 少年が僕に背を向けて 立ってるのよね。
僕は すぐに180度ターンしてダッシュしてそこから逃げた。
あれは明らかに 一週間前にしんだ ひできくんの後ろ姿だった。
家に帰るには大きく分けて2つあった。
踏み切りを渡るルート。
小高い丘の道を通って 小さな橋を渡るルート。
漏れは無我夢中で走ったね。何かお化けが追ってきそうで
気が気じゃなかった。前だけを見て走ったよ。
山道だからさ、ほとんど民家無いのよね。
丘の あんまり舗装されていない道を3分ほど走りまくって
急カーブ、ココを曲がれば橋だ。橋を渡れば 集落がある
曲がったのよ、橋があるじゃん。だけどその橋の中央に
またその少年が僕に背を向けて立ってるのよね。
明らかに踏み切りで立ってた少年と同じなのよ。
だって服が同じなんだもん。 黄色と白のラガーシャツ。
怖くなって きた道戻って友達の家に駆け込んだ。
友達の親はあんまり信じてくれなかったけど、もしかしたら その道は霊道になってたんじゃないかって。
死んだ友達が 最後に俺に挨拶しに来たのではないかと話してた。
もし最後のあいさつだったら 悪いことしなぁ