よう「不時山」買うてな、そこの木を伐ったら怪我するとか
何とか昔はよう言うはったわ。
あれは昔な、○○さんちゅう人な、事業に失敗したんでな、
不時山買うたことありますんや。
流谷と天見の間に(シラン谷)っちゅうとこありますやろ?
流谷の下の宮さんありますな、そこをずっと来たら戸石行く
谷のそのちょっと山の北側になりますわ。


そこに(知らん谷)ちゅうてね、その昔から名代の不時山が
ありましてん。
それ、売る話があるちゅうてね、○○さんが買うたんですわ。
「俺はもう、あの山買うて生きるか死ぬかや」ちゅうてね…。
へたら、それは儲けの不時でね、それで○○さんは一変に
立ち直ったんですわ。その山で…。



●●さんちゅうキンマヒキ(木馬引き)がね、「ほんなもん、
不時山もクソもあるかい、仕事師が嫌がっとったら仕事もない」
ちゅうて、請け負うてやりよったんですわ。
へて、何にも起こらんと上手くいったんですわ。
不時山っちゅうたら、昔はあっちにもこっちにもありましたんや。
そやけどな、えらい成功した人やら、病気したりした人いてますわ。