山というか林道での不思議な出来事…
16年前の夜、神奈川のヤビツ峠に車で行った。
走り屋さんだらけでちょっとした渋滞になってたんで、
右脇にあった林道みたいなとこを走ることにした。
5分くらい砂利道を走るとオレンジ色の水銀灯の街灯が輝いてて、道がなくなっていた。
道の脇に、崩れた茅葺屋根のぼろぼろの民家があって、 塩とかコドモわたとかのさび付いた看板が掛かってる。
古い自動販売機と真新しい緑の公衆電話がその前に。
喉が渇いてたので、蛾がたかってるその販売機でコーヒーを買った。
見たことのないメーカーで黄色と黄土色が波打ってるパッケージ。
そのとき、いきなり公衆電話が鳴り始めた。
そのとたん、街灯の明かりも、自販機の灯りも、公衆電話の灯りも消え おれは暗闇の中コーヒーを片手に立ち尽くしていた。
こんな誰も来ないような所にになぜ公衆電話が?どうして鳴ってる??
なんで林道に水銀灯が?そしてなぜ一斉に灯りが消える??
よく見ると電柱も何もない!!電気はどこから来てるんだ??
電話はまだ鳴りつづけていたが、びびった俺はそのまま車に乗り込み本道へ向ったが 帰りの林道は、さっき走った砂利道とは思えないほど草が茂っていた。
後日、友人を誘ってもう1度その場所に行こうとしたが、どうしても見つからなかった。
当時の証拠はコーヒーの缶だけ、それも今はもうない。

それ、マックスコーヒーだろ?

ぐぐってみた、そう!このパッケージ、このコーヒー、妙にねっとり甘かったコーヒー!!
MAXコーヒーていうのか…すげえ、ありがとう!なんか長年の不思議が解決しそうだ。


そうか。それはよかった
のか?


甘いぞ。
解決したのはあくまでもその時飲んだ缶珈琲がわかっただけで
あとは謎のままだ。


え…
でも、いい、俺の中では解決した。
奇妙な缶のコーヒーが最大の謎だったから。
本当にある企業だと知って安心した。


MAXコーヒーは神奈川には売っていない。
この事実から目をそらすな。