本番、当日。

賽は投げられた。パンチ!

もう、後に引く事は出来ない。前進あるのみ。

頭では、わかっているが実際は逃げ出したい気持ちが強かった。

がしかし

相方は何も言わない。

気付けば、控え室あせる

周りの芸人の卵は、皆、緊張し、エズクヤツも、ちらほら。
皆、落ち着きが無い。
他のヤツの緊張感が移ってくる感じがする。

そんな中、ワシが一番じゃと言わんばかりに俺はデカい態度をとる。
しかし、俺も、上がってきた。

ふと、相方をみると、全身に汗が・・・

何も言わない。
何も言わない。


俺は、感じた。
勝ってに応募して、半ばムリヤリ連れて来たに

等しい相方が何も言わず、出番を待っている。

俺は、甘かった。
考えが甘かった。

既に、相方は腹をくくっている。泣き虫だった相方がデカく見える。

そんな相方を見て、感じた。俺も腹をくくった。
たかが、二分、されど二分。

やったろうじゃねぇか!

人間、恥かいてなんぼよぉ!
笑われる事には、慣れとるわぁ!

悪さばっかしてきたのは、気合い入れるためじゃ。

此処で、逃げたら、一生後悔するでぇ。

てめぇの魂に勝つ入れて
mcからの呼び出し。

俺は、相方と握手をして、ステージに出た。