<無心の自己>

   不思善、不思悪、正与麼の時、那箇か是れ汝が本来の面目。  (六祖)

   今更ながら六祖慧能の偉大な親切、その途轍もなさに驚いている。

   実態と齟齬や乖離のある言葉で、ずばり、問処と答処の一如を

   言い切ってしまうのだから。

   不思善、不思悪、正与麼の時、是れ汝が自己本来の面目。