<無心の自己>

   不思善、不思悪、正与麼の時、那箇か是れ汝が本来の面目。

   ――― 祖曰く、「我れいま汝が為に説くものは、即ち蜜に非ず。

   汝若し自己の面目を返照せば、蜜は却って汝が辺に在らん」。

                    (『無門関』 二十三 「不思善悪」)