<愚者>

   禅語に、「わずかに有無に渉れば、喪身失命せん。」 と言われる。

   言わずもがなを語り、曰く言い難きものを弁明せんとするのは、

   愚者の語り草であり、不信者の陥穽である。

   ――― 顔を洗って出直して来い、と言う訳である。