<打成一片>


   人に逢うては且 (しば) らく三分 (さんぶん) を説け。

   未だ全く一片を施すべからず。



   『無門関』 三十三 「非心非仏」

   
   馬祖、因みに僧問う、 「如何なるか是れ仏」。

   祖曰く、 「非心非仏」。


   無門曰く、 「若し者裏 (しゃり) に向かって見得せば、

   参学の事畢 (おわ) んぬ」。


   頌に曰く、

   路に剣客に逢わば、須 (すべか) らく呈すべし、

   詩人に逢わずんば献ずること莫れ。

   人に逢うては且らく三分を説け、未だ全く一片を施すべからず。