<場とふるまい>


   有無の境界


   世界を自己とするか、自己を世界とするか。

   この立場の違いが、有無の世界を分けている。

   
   例えてみれば、完全対称性の世界と局所対称性の自己、

   無住所涅槃と無生死涅槃、無仏の世界と有仏の世界、

   
   身心脱落の世界と脱落身心の世界、達磨の赤ひげと

   赤ひげの達磨の違いのようにである。 *


   * 『無門関』 第二則 「百丈の野孤」 参照