<リアル、それを何処で言う のか>
――― まばたき一つ、くしゃみ一つで世界が変わるか。
スカラー場からベクトル場は連続しているが、
ベクトル場からスカラー場は断絶 (不連続) している。
例えば、スカラー場を大きさや密度 (濃度)、或は、位置や位相性を
現す状態量だとすれば、ベクトル場は場の力である趨勢や方向性を
現す運動量と見なす事が出来る。
この時、スカラー場からベクトル場は連続し発展展開するとしても、
運動するベクトル場から位相的な静止形態であるスカラー場は、
捉えようもなく断絶している。
同様に、仮にベクトル場が静止し、そこに状態量であるスカラー場
が現成したとしても、このスカラー場は、もはや以前のスカラー場
ではない。
即ちスカラー場は、今も尚、新陳代謝し続け、
絶対不可逆的な不連続性 (断絶/変容) の中を
生成流転し続けている。