≪有神論と無神論≫


   そもそも、禅に有神論も無神論も無かろうと言われれば、

   身も蓋もないのだが、ましてや有無に渉れば喪身失命は

   避けられずと明言されるに到っては、如何ともし難いので

   あるが、そうは言っても、有無 (生死) に渉らなければ、

   機動も動容も出来ないのであれば、かりそめにも実相と

   機関とに分けておかなければ、話の取り付く島もない事となる。