<主人公> 


   禅の端的を表す言葉に 「随処作主」 や 「主人公」

   と、言うのがある。

   
   ところが、このような言葉の陥り易い落し穴に、

   我のみ善しの傍若無人や自由奔放を標榜する

   増長慢心した天魔外道や天狗が住んでいる。


   実はこの主人公、主人ともなれば客人ともなれる

   自由自在、臨機応変の観自在性を身に着けている。

   
   言わば、いつも釈迦力、有頂天の主人公ではなく、

   場の状況に応じて主客自在な 「主人公」 なのである。