<場の救済>

   ――― 立ち上がる自我 (台頭する自我)


   解放された自我が、非自我であり、無我であり、無心である時、

   そこは、観世音で観自在な場の叡智 (場の対称性) を開示している。


   非自我である場の自律的で自発的な対称性の破れに依る真空の相転移が、
   
   立ち上がる自我であり、台頭する自我であり、自立する自我である。


   これが、良知に依る良能、妙観察智に依る成所作智、

   観世音にして観自在なる者の 「転法輪」 であり、

   場の自律的で自発的な対称性の破れ (真空の相転移) である。


   ここでは、

   すでにメタ位からオルト位への主体の転換と還元が果たされ、

   場の自発的破れに基づくオルト位からメタ位へと発振する、

   自我的な主体化の過程 (励起し勃興する自我) が見て取れる。