<場の叡智>

   ―――― この無依なるものを看よ!


   他者に理解されることを期待し、

   他者に理解を求めることで、

   あなたは見事に期待を裏切られ、

   決して理解されることのない

   遺恨と孤独と、その絶望を味わう。

   
   「誰も分かってくれない」

   「俺の気持ちなど誰にも分からない」

   
   ここでは、あなたも又、他者に期待しつつ、

   他者に期待され、理解を求められる一人の人である。


   わたし達が、このように “求めつつ求められる”

   相互依存関係 (もたれ合い) にあると言うことと、

   自らの認知と存在意義とを他者の手に委ねてしまっていることが、

   多くの誤解と錯覚、相互にすれ違う思いと、永遠に出会うことのない

   屈辱的な錯誤と誤認を招来している。