さすがに町なかでは、トトロの住むような家にも、

   ゴミ屋敷にもしておけない。

   
   こちらに帰って来てから、大きな木を何本か切った。

   幹回りが象の足ほどの栗の木と伸び放題の薩摩杉、

   これらは、となりとの境界に植えられていたため、

   日陰になる、落ち葉が落ちると、苦情が絶えない。

   仕方なく、植木屋に頼んで切ってもらった。


   あとは、自宅の駐車場を広げるのに松を含む数本の木を切った。

   これが、なんとも目覚めが悪い。何となく後ろめたいのである。

   切るのは一日、育つには数十年掛かるのであるから。

   それもほとんどが、以前から有ったものか、

   おやじの植えたものばかりだから。


   メリットは、家の周りが明るくなった事と、

   風通しが良くなったことくらいである。 

   おやじが生きていれば、ひと悶着あったに違いない。

   近々、おやじの十三回忌法要を迎える。