<夏の午後>


   初夏の風景


   静寂が戻ってきた。

   無音、無風の静寂の午後である。


   何も無いわけじゃない。

   すべてが、歴然と現前している。


   燻し瓦の黒が、銀色に鈍く光っている。

   その上には、夏の青空と白い雲。

   
   だまされまいぞ!