<南アW杯・サッカー観戦記>


   泣くな、メッシ!

   おまえがよく戦ったことは、誰もが知っている。

   おまえが、アルゼンチンチームの台所を預かり、

   腹っぺらしな仲間に配給する良き母親、

   良き給仕係りに徹していたことは、

   誰よりも皆がよく知っている。


   おまえが、アルゼンチンチームの顔として、

   何よりもアルゼンチンチームのへそとして、

   果敢に、勇敢に戦ったことは疑えない事実なのだ。

   ただ、この良き給仕係りに給仕してやる者がいなかったということ、

   おまえが余りにも華麗に飛び跳ね、苦もなく配給することで、

   チームの皆が、おまえを頼り、おまえに寄りかかって、

   おまえをサポートすることも、おまえに給仕することも、

   すっかり忘れてしまったに過ぎない。


   だから、泣くなメッシ。

   おまえは、最高のやつだ!