<成熟した社会>


   一言で言えば、神なき時代に在って、

   自律と他律 (或は、主観と客観) の狭間をどう生きるか。

   
   自・他律する自己矛盾、絶対矛盾をどうやり過ごすか。

   自律に突出することなく、他律に埋没することもなく、

   自律すべきときには自律し、他律すべきときには他律する

   その自・他律自在な、「自由自在性」 が問われている。


   これが他律的な社会的、時代的な自己要請でありながら、

   一人、自らに課せられた自律的スタイルでもあって、

   ここに、他律的な普遍的妥当性をクリアーすると共に、

   決して、個々の意欲、個のプライドを失わない、

   成熟した社会、成熟した国家、成熟した個人を担保する。