<真空場の開示>
真空場は場に開かれた真空、「局所対称性の現場」 である。
したがって厳密に言えば、真空 (真真空) と真空場とは、
その意味合いを別にしている。
真空は、必ずしも場の有無に限定されないが、
真空場は、場に限定 (有限) されている。
ここでは場に開かれた真空、真空場の記述が試みられる。
時に、真空場は場に限定され条件付けられているために、
「偽真空」 (かりそめの真空)、或は 「暫定場」 と見なされるのであるが、
我々の文脈の中では、場の対称性を開示した還相的な帰還 (復帰) 場所、
脱落身心 (身心打発) の当所であり、起死回生の場のフロントである。