秋が暑い。
 
   
   秋も半ばだと言うのに汗ばむ陽気が続いている。

   それでも朝晩の冷え込みに、

   柿の葉もようやく色付き始めたようだ。


   この連休中に来客があって、

   土産にしば漬けを持たそうと大原の里に向かった。

   
   里山は、すっかり秋の風情、

   刈り取られた稲田の畔や土手を彼岸花が覆い尽くしている。

   「死人花」 とも 「曼珠沙華」 とも言うが、その呼び名は多い。

   子供の頃、家に持ち帰ると 「火事になる」 と叱られたものだ。

   どちらかと言うと不吉な花として忌み嫌われるが、

   わたしはこの真っ赤な花がすきだ。


   昨夜は、上弦の月 (弓張り月)、

   拓郎ほどには色っぽくはないが、

   棚田の彼岸花やコスモスを照らしたに違いない。