09.08.06 <蝉男> かけ がえのない連れ合いを亡くした友人がいる。 明るい気の良い世話女房だった。 二人の仲を知る私には、掛ける言葉が無い。 孤独や絶望は皆同じ色をしている、と思っていたが、 どうもそうではないらしい。 とくに連れ合いを亡くした喪失感は、 その虚しさとともに、特別のものらしい。 彼は、いまだに虚空を彷徨っている。