<耳順>


   六十にして耳に順う  (「論語」為政 )

   耳の痛い話である。

   すこし書いてみる。


   境に触発され、即座に反応して引き出される思い (意識) を

   <偶意> と、呼んでいる。

   対して、龍頭で龍尾を追いかけるような、自己循環的で

   自己撞着的な合目的な行為を <恣意> と、している。


   一方は、他に依存し、一方は自己に恃む。

   意馬心猿と言われる所為である。

   これが、災いの種である。


   外に向かっては境に回換され、

   内に向かっては強く自己に矜持する。

   内憂外患、かくの如し。


   さて、耳順とは、

   内外打成一辺倒と見えるし、聞こえる。

   省エネと言えば、これほどの省エネ法も他にあるまい。


   ネガ・エントロピー (ネゲントロピー) の独壇場と言える。