<認知と認識>


   認知と認識との間には、微妙な時空的差異 (ズレ) がある。

   たとえば、深夜トイレに立った廊下で、

   私の目前を、スーッと人影が走るのを認知 (知覚) する。

   
   瞬間、私はそれを 「他人の人影」 だと認識 (反応) する。

   ( 同時に、そこにはゾットしながら鳥肌立つ私がいる。)

   
   しかし、実際のところ、

   その人影は、廊下のガラス戸越しに映った 「私の影」 だったのである。

   ( 此処には 「ナーンダ」 と、胸を撫で下ろす私がいる。)

   
   シャレにもオチにもならないつまらない話だが、

   以外にも、このような日常する錯覚や誤解の中に暮らしている

   私がいるのである。 認知と認識 (判断) のハザマで ・ ・ ・ 。