<如月>
旧暦二月のことを 「如月」 と呼ぶが、名前の由来よりもこの呼び名が好きだ。
文字通り 「月の如し」 と読めば、何が月の如しなのかは知らないけれど、
それだけで皓々と冴え渡る厳冬の月夜を思い浮かべて、清新で鮮烈な気分に充たされる。
―――― 涅槃会 (2/15) に寄せて
* * *
≪禅が自身に露わとなるとき、禅はすでに禅を超えている≫
禅が独露現成し、それ自らを露わにするとき、
禅は禅の形骸を超え、あるいは、禅の規矩や形式を越えて、
虚心坦懐となり、一切の場に渡り、一切の時に向って、
一意専心となり、心々不異となっている。