早春賦 まだ、二月も半ばだと言うのに異様に暖かい。 湿り気をたっぷり含んだ南東の風が夜半から未明に掛けて吹き荒れ、 通り抜けていった。 季節の変わり目なのだろうか、 嘆くような軋むようなもがり笛に朝早く目覚め、 祭りの後の、ひと時の静寂のときを過ごしている。 百舌鳥の声も厳冬期の甲高さからだみ声に変わった。 今朝は、庭に下りてフキノトウを採ろうと思う。